サマハンは主にインドとスリランカでは有名なお茶です。サマハンで使用されている14種類のスパイス・ハーブは、リンクナチュラル社が長年かけて編み出した組み合わせです。リンク・ナチュラル社は1982年に創業、約5000年続く伝統医療のアーユルヴェーダの知恵、現代科学と先進のテクノロジーのそれぞれを効果的に取り入れた製品を製造する会社です。
サマハンの主な原材料と効果効能はこちら
・きび糖:精製されていないため、カルシウ、カリウム、リンなどのミネラル分を多く含む。
・ウィッシュヌクランティ(Vishnukranthi):全身のバランスを整える
・シリテーク(Siritekku):心身の冷えを改善
・ファルスカルンバ(Venivel):抗菌、血行促進、抗酸化
・ジンジャー(Ginger):血行促進、冷え改善、殺菌作用
・アダトダ(Vasaka):リラックス効果、呼吸を深くし、ビタミン・カロチンを含む
・バッバーダガム(Pathpadagam):元気になる
・イエローベリードナイトジェイド(Katuwelbatu):リラックス、癒し効果
・ロングペッパー (ヒハツ)(LongPepper):むくみ改善、血行促進
・ジャヴァガランガル(Galangal):肝臓や胃腸
・ブラックペッパー(BlackPepper):鎮痛、鎮静、健胃作用、デトックス効果、体液循環を刺激
・クミン(Cumin):疲労回復、皮膚や血管の老化予防、癒し効果、リラックス、免疫アップ
・アジョワン(Ajowan):消化器と呼吸器改善
・コリアンダー(Coriander):消化促進、胃腸内にたまったガスの排出を促進・抗菌・鎮静・便秘
・リコリス(Liquorice):アレルギー緩和、粘膜保護、デトックス 免疫アップ
全部で14種類のスパイスとハーブが入っており、保存料・着色料・香料は一切不使要、そしてノンカフェインの100%天然植物由来成分。スパイス・ハーブの他にきび砂糖が含まれているので甘く飲みやすくなっていることも人気の秘訣のようです。島国であるスリランカには独自のスパイスやハーブが数多く栽培されており、惜しみなく使用することがスリランカにおけるアーユルヴェーダの特徴です。「サマハンティー」は、日本でいう葛根湯のようなもの。風邪の引きはじめなどにサムハンを飲むといいそうです。
サマハンの味と飲み方
サモハンは甘み、塩味、酸味が強いなどのはっきりした味ではなく、非常にスパイシー。飲んだ後は喉がピリピリして、喉にダイレクトにきます。 スパイシーな味が特徴なので、温かい牛乳などに入れるとチャイのようになりますし、ハチミツと胡椒をなどを足すとさらにスパイシーになりとても美味しいです。紅茶、コーヒーなどと合わせてもスパイシーな味になっておススメです。 ただ、喉や口、消化器系に強い炎症がある場合のサマハンティーの飲用は注意が必要かもしれません。
日本では一部では流通していますが、まだまだ流通コストが高く、あまり出回っていません。見かけた際は是非一度購入してみてください。
記事/Yu Kondo