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ダイエットや美容にも効果的な栄養素を含むスリランカの名産「カシューナッツ」

「カシューナッツ」はアーモンド、ヘーゼルナッツと並んで「世界三大ナッツ」と言われているのはご存知でしょうか? カシューナッツはブラジルが原産でポルトガルが各地に広めたという歴史があります。スリランカはかつてポルトガルの植民地だったため、その頃にカシューナッツの生産が始まったと考えられています。スリランカ産のカシューナッツは大粒で甘みがあるのが特徴です。塩味やチリ味、ガーリック味、バーベキュー味、トマト味など様々な味があるのもスリランカならでは。おつまみやお土産にもおすすめです。

カシューナッツの栄養素

「世界三大ナッツ」は健康効果のある栄養成分が多いです。その中でもカシューナッツは低カロリー、低脂質。普段の食事から摂りにくいオレイン酸が豊富です。他にもたんぱく質、ビタミンB1、鉄、マグネシウム、亜鉛などのミネラル分が多く含まれています。亜鉛はナッツ類で一番。タンパク質はピーナッツの次に多いです。オレイン酸は腸の運動を活発にし、ビタミンB1は糖質を分解する働きをもっています。ダイエットや美容に効果的な栄養素をたくさん含んでいます。

カシュ―の木ってどんな木?

カシュ―の木の原産は中南米。熱帯地域や亜熱帯地域で栽培されている漆科の植物です。背の高い大きな木の枝先にはたくさんの果実が実ります。カシュ―の果実はとても不思議な形。カシュ―アップルと呼ばれる果肉の部分とカシューナッツと呼ばれる種子の部分があります。カシューナッツとは種子の中にある仁と呼ばれる部分。カシュ―の木の果実は熟すと自然に落ちてくるので、果実と種子に分けます。種子の仁の部分は毒性があるので加熱加工処理をします。加熱処理された種子を割った中身が食べられる部分。この中身が、私たちがよく食べているカシューナッツです。カシュ―アップルと呼ばれる果肉の部分は、水分を多く含んでいるので絞ってジュースにして飲むことができます。ただ果肉は柔らかく痛みやすいため、生産地でのみ食べることができます。

スリランカでカシューナッツは素焼きや味付けしたものを食べたり、カレーにして食べたりするのもポピュラーです。

記事/Tomoko Watanabe