culture 素晴らしい文化

地上の楽園と呼ばれるリゾート地「モルディブ」ってどんな国?

モルディブの正式国名は「モルディブ共和国」。モルディブという名はサンスクリット語で「島々の花輪」という意味です。インドとスリランカの南西に位置するモルディブは約1190の島から成り、全島合わせても面積は東京23区の半分ほどしかない298平方キロメートル。。アジアで最も小さい国です。人口は約50万人。現在は新型コロナウイルスの影響により、観光客は減っていますが、毎年人口の3倍もの観光客が訪れる観光立国です。首都は「マレ」で、マレ島全体が首都になっています。面積は6.8平方キロメートルと小さいのですが、モルディブの人口の1/3ほどの人が暮らしており、世界一の人口密度と言われています。民族構成はモルディブ人。宗教はイスラム教が国教です。言語はディベヒ語が公用語ですが、アラビア語の影響を強く受けています。

モルディブの気候
モルディブは高温多湿の熱帯気候です。年平均気温は約28度。一年を通して気温が高く、常夏の気候で1日の気温の差もあまりありません。

季節は北東からモンスーンが吹く乾季(12月から4月)と南西からモンスーンが吹く雨季(5月から11月)に分かれています。乾季は空気も爽やかな天候が続き、雨季は雨が多くなり、風も強く波も高くなります。その中で、モルディブのベストシーズンは1月末から4月上旬です。

モルディブの国旗の意味とは

モルディブの国旗は1965年にイギリスから独立した際に制定されました。緑地に白い三日月が描かれ、赤で囲まれたデザインです。三日月と緑はイスラム教のシンボル。赤は自由と独立のため流された血と犠牲を、緑は平和と繁栄を表しています。
モルディブには、世界遺産に指定された名所はなく、歴史的建造物などの観光スポットも少ないので、リゾート地でのんびりと滞在するのが一般的な楽しみ方です。
一生に一度は憧れの「モルディブ」に行ってみたいですね。

記事/Tomoko Watanabe