culture 素晴らしい文化

マレーシアで唯一、内装が全てガラス製のヒンズー寺院と南マレーシアの最大の都市「ジョホールバル」

マレーシアで唯一、内装が全てガラス製のヒンズー寺院「アルルミグ・スリ・ラジャカリアマン・グラス・テンプル」
ジョホールバル州テブラウに位置するアルルミグ・スリ・ラジャカリアマン・グラス・テンプルは1922年に小さな避難所として建立されました。2008年にガラスミラーの寺院に生まれ変わりました。

入り口、内装の壁一面が全てキラキラのガラスで造られています。壁の表面に、約30万枚のガラスを貼りつけ、装飾されていて「ガラスのヒンズー寺院」と呼ばれています。1度訪れると印象的で忘れられない、寺院の屋根上には、ゴープラムとういう塔門を見る事ができます。寺院やモスクを訪ねると、歴史や芸術の背景も知るきっかけになります。

様々な神様
御本尊として祀られているヒンズーの神様以外にも、多民族国家を感じる他宗教の像、ビシュヌ神、キリスト像、仏蛇像、ガンジーが祀られています。

南マレーシア最大の都市「ジョホールバル」
マレーシア半島最南端ジョホールバル州。隣の国シンガポールとは、近くて1kmのコーズウェイ橋で両国を結んでいます。実際には、この橋は埋め立て道路でそばに水道管パイプがあります。そのパイプで、マレーシアからシンガポールに向けて大量の飲料水を送っています。シンガポールは、マレーシアから原水を買っているのです。

出国と入国
コーズウェイ両端には料金所、国境検問所があります。出国調査と入国審査が必要になります。日帰りで行き来する旅行者も多くいます。毎日30万人以上のマレーシア人がシンガポールへ通勤などに使っています。

幻想的なホタル観賞
ジョホールバルの中心街から車で北へ1時間の場所に、ホタル鑑賞を楽しめる所があります。ジョホール川の上流域に位置する、コタ・ティンギの「Firefly  Park」です。青白く光るホタルは、驚く一瞬のスピードで通り過ぎます。ボートに乗って、ジョホール川の上から海と共に生きる樹木マングローブにホタルが止まって光る様子が常夏のマレーシアは、1年を通して鑑賞することができます。
マレー語でホタルは、「アピアピ」と言います。火=アピという意味があります。

マングローブは、マレー語で潮間帯に生育する樹木の相称を「mangi-mangi」に英語で小さい森を表す「grove」の合成とされています。

パイナップル畑
ジョホールバル州には、一面に広がるパイナップ畑があります。マレーシアではパイナップルを年中収穫でき、栽培しやすい環境です。パイナップルは花を咲か、その花にミツバチたちが蜜を集めてきます。パイナップルの原産は、ブラジルを中心とする南アメリカ。この地よりヨーロッパ方面に広がりました。

旧正月(太陰太陽暦)

韓国、ベトナム、シンガポール、インドネシアなど、アジアの多くの国では旧正月を祝う伝統があります。クリスマスが終わると、マレーシアの街並みは徐々に赤色に染まります。例年、賑わいお祭りのようです。

中国系マレーシア人たちの正月に欠かせないのが、パイナップル。正月飾りでパイナップルを使用することが習慣の中であります。

中国語でパイナップルは「鳳梨(オンライ)」、台湾語で「旺来(オンライ)」は、繁盛するとう意味です。同音で縁起の良いものとしてパイナップルが扱われています。パイナップルは、富や財運を呼び寄せると考えられています。旧正月の時期だけでなく、仏壇にパイナップルのお供え物をしたりします。

また、マレーシアでは妊娠中に体を冷やすということで、パイナップルは食べてはいけないという風習があります。

33年間に3年あるダブル祝日
イスラムの聖地巡礼祭という国の祭日のハリラヤと、中国系住民の最大の行事であるチャイニーズ・ニューイヤーが重なる年が33年間に3年あります。
前回は、1996年から1998年でした。次回は、2029年から2031年です。信仰の自由が認められているマレーシアの盛り上がり、めでたさ2倍として祝う多様性を反映した現地でしかできない体験がありますね。