毎年2月の第1金土日に3日間開催されるチェンマイ花祭りは、ノーンブアクハート公園で開催されます。公園内には、チューリップ、ナデシコ、キク、ストック、オリエンタルリリーなどが植えられています。
広大な敷地の公園では、花の種類によって区分されていて、通年、人々を楽しませるために公園内は美しく整備されています。噴水、花畑、カフェなどもあり、現地の人の憩いの場として普段から親しまれています。
チェンマイ花祭り
熱帯性気候に属するチェンマイで、豊かな種類の花が見られる花祭りは、1977年から2021年で第45回を迎えました。パレードは、毎年市内のナワラット橋から朝8時頃にスタートします。ゴールは、メイン会場のノーンブアクハート公園まで5kmあります。民族衣装、花をまとったデザインの衣装などを着たパレードを見ることができます。
ナワラット橋 パレードスタート場所
旧市街の東に位置し、チェンマイ市内を南北に流れるピン川にかかる大きな橋です。ピン川、ナーン川と合流し、バンコクを流れる大河チャオプラヤー川へと繋がっています。
フラワーフロート(山車)のパレード
たくさんの生花を山車に敷き詰め、綺麗に飾られた華やかな山車は、「創造性、美しさ、伝統文化」の三部門のコンテストで競い合われます。生花を一つ一つ手作業で縫い付け彩られた、象、天使、龍など豪華なデザインの山車が20台以上参加します。
会場各所
いくつものアレンジされた花のオブジェ、竹と花のオブジェ、花で覆われたトンネルなど、爛漫な花に囲まれる雰囲気を楽しめます。ステージパフォーマンス、伝統舞踊、歌など大型スクリーンで見られる会場もあります。
タイの国花
タイ語で「ラーチャプルック」国王の植物という意味があります。英語名は、(ゴールデンシャワー・ツリー)。
現地の人々が丁寧に作り上げてきた祭りを楽しみに足を運んだ人で賑わうチェンマイは、アーティスト、工芸職人などが多く集まる街でもあります。南国の花は、色鮮やかで、街中、公園、寺院にもたくさん咲いています。タイ語で「ブッサバー」花という意味です。現地の花で彩り、タイらしい祭りづくりが現地を巡りたくなる体験の一つになります。
記事/Ami Inoue