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ガパオライスにつかわれる万能な薬草「ホーリーバジル」とは

ホーリーバジルは、シソ科メボウキ属に分類される薬草です。タイでは、気温が下がらないため多年草となります。香り高い葉で、風味を楽しむことができます。

和名で「神目箒(かみめぼうき)」、サンスクリット語で「トゥルシー」です。トゥルシーは、比類なきものという意味があります。タイ語で「ガパオ」、英名で「ホーリーバジル」と呼ばれています。

ガパオライス

お肉(豚か鶏)とホーリーバジルを一緒に炒めることで、スパイシーな香りがします。加熱しすぎず、強火でさっと炒め合わせることが重要です。ホーリーバジルは、炒めると小さくなります。他に材料は、ニンニク、唐辛子、卵などがつかわれます。

ハーブティー

ホーリーバジルのハーブティーは、ノンカフェインでシングルハーブティーとして美味しく飲むことができます。葉をもんで繊維を傷つけることで成分が抽出されやすくなります。軽く水洗いをして熱湯を注ぐだけ。ドライハーブティーに比べて清涼感が強くスッキリとした味わいです。

シングルハーブティー

ハーブ単体のことです。甘味、酸味、渋味、旨味などを実感でき、1種類でも健康作用を得ることができます。

葉の効果

葉に含まれる「エーテル」という成分には、強力な抗菌効果があります。体の錆びつきを抑制する抗酸化作用による美容効果の働きがあります。 

アーユルヴェーダ

不老不死の霊薬とされ、5千年以上にわたり使用されています。ヒンドゥー教では女神ラクシュミーの化身とされています。インドでは、ヒンドゥー教の寺院や家庭の周りには、たくさんのホーリーバジルが植えられています。

アダプトゲン 3つの条件

「副作用がない(無害)、様々なストレスに対しての抵抗力を高める、体調(生理機能)を整える」という条件を満たすハーブにのみ用いられる言葉です。世界には50万種類の植物があり、その中でも重要な薬草が5千種類です。その中の25種類がアダプトゲンとして認められた薬草で、ホーリーバジルはその代表です。

育て方

日当たりと風通しの良い場所を好み、肥料を必要としません。プランター栽培もしやすいです。

美味しくてきれいなホーリーバジルの意味や効能を知り理解できると、良いイメージが湧くきっかけになります。さまざまな用度のあるホーリーバジルを使用している、料理や製品を積極的に探して、日々の生活に取り入れたくなりますね。

記事/Ami Inoue