culture 素晴らしい文化

インドシナ半島で最大の面積を持つ「ミャンマー連邦共和国」

ミャンマー連邦共和国は、東南アジアのインドシナ半島に位置し、中国・タイ・ラオス・インド・バングラデッシュと5つの国と国境を接し、海側はマルタバン湾・ベンガル湾・インド洋に面しています。

ビルマ語で「ミャンマー=強い人」という意味で、住民の大多数を占めるビルマ族の名に由来があります。軍事政権によって、1989年6月18日に国名を「ビルマ連邦」から「ミャンマー連邦」に変更されました。

首都
ネーピードー。ミャンマー語で王都・首都を意味します。新首都ネピドーは、山間部に位置し、2006年にヤンゴンから移転しました。

民族
ビルマ族(70%)、その他多くの少数民族。ミャンマーには、大きく8つの部族、バマー(ビルマ)、チン、カチン、カヤ、カイン、モン、ラカイン、シャンと、135に及ぶ民族で構成されています。

ミャンマーには、挨拶の習慣がない
「おはようございます」「こんにちは」などの時間で区別した挨拶は、ありません。ミャンマー人と目が合うと、一人ひとりほほ笑み、交流する時にいつでも使える「ミンガラーバー」という便利な挨拶があります。空港、レストランなど、どこでも使えます。

主要産業
人口の70%が農民で米が中心。土壌や河川など農業に適した環境の農業国です。

地域分類
カチン、カヤ―、カレン、チン、モン、ラカイン、シャンの7州。ザガイン、タニンタリー、バゴー、マグウェー、マンダレー、ヤンゴン、エヤワディの7管区。連邦直轄区(れんぽうちょっかつく)である、ネーピードーがあります。

総人口
5,458万人。最大都市を直轄するヤンゴン管区が839万人で最も多く、東部カヤ―州が33万人で最も少ない。(2020年)

主食
インディカ米

経済の豊富な原材料
鉱物(翡翠、銅、金)、天然ガス、石油、木材

行政組織
7つの管区と7つの州に分かれている。1番面積が広い州は、シャン州です。

言語
ミャンマー(ビルマ)語

宗教
仏教(90%)、キリスト教、イスラム教。ミャンマーの多くは、上座部仏教を信仰しています。ミャンマーは、仏教深い教えが根付いた文化のもと生活している人がほとんどです。朝晩毎日お祈りをします。

国際日
1月4日独立記念日

ミャンマーのお正月
4月17日は、ミャンマー暦の新年元旦に当たります。人々は、パタゴや僧院へ行き、若者がお年寄りの爪を切ったり、洗髪を施したりする式があります。

国旗の由来
軍事政権によって、2010年に新しいデザインに変更されました。黄色、緑、赤の順で引かれた三色の帯上に、大きな白星が描かれています。「黄色=平和・平穏」、「緑=団結・調和」、「赤=愛」を表し、「白い星=国家の統一」を象徴しています。

1954年の日・ミャンマー外交関係樹立から、2014年に60周年を迎えました。ミャンマーの人達は、とても親日的です。ミャンマーは、2021年にミャンマー軍が起こしたクーデターにより、瀬戸際にあります。国民の気持ちが、ミャンマー軍から完全に離れています。

記事/Ami Inoue