culture 素晴らしい文化

ミャンマーの国民食、温かい米麺を使った「モヒンガー」

ミャンマーの代表的な料理でモヒンガーは、朝ごはんによく食べられます。米粉でつくられた軟らかい細麺を茹でておき、そこにナマズで出汁を取った温かいスープをかけて食べます。

モヒンガーを食べる時には、箸を使わずレンゲですくって食べます。ミャンマーでは、お皿に直接口をつけて食べることは、マナー違反とされています。


米粉が原料の「モンバッ」という、やわらかい細麺を使います。ミャンマーで他に主に使われている麺は、3種類あります。米粉が原料のモンバッ、主に小麦粉が原料のカゥスエ、はるさめ風のチャーザンなどがあります。
スープ
ナマズをレモングラスとゆっくり煮て取った出汁のスープ

トッピング
アヒルのゆで卵、さつま揚げ、豆の天ぷら、ライム、薄切り玉ねぎ、ミントなど。地域や家庭によって、さまざまです。
調味料
ラー油、唐辛子、魚醤油、香菜(シャンツァイ)、チリパウダー

高タンパク低カロリーのナマズは、ミャンマーでは、よく食べられます。ナマズの臭み消しにレモングラスを入れてゆっくり煮るので、スープで大事なのはレモングラスとも言われています。地域により、ナマズまたは、川魚を使ったスープを使うモヒンガーは、食堂や屋台で食べられます。

記事/Ami Inoue