culture 素晴らしい文化

フィリピン人にとって非常に馴染み深い、重要な食用魚「ミルクフィッシュ」

ミルクフィッシュは、東南アジア周辺の温暖な海域に生息しているので、日本近海ではほとんど馴染みがなく漁獲(ぎょかく)されない魚です。英名でミルクフィッシュと呼ばれ、フィリピンでは、タガログ語で「bangus=バンガス、バゴス」と呼ばれます。鱗がとても多く白身は真っ白で尻尾が長いのが特長です。

学名 Chanos chanos ネズミギス目・サバヒー科・サバヒー属 
東南アジアでもっとも庶民的な魚です。フィリピンでミルクフィッシュは、ナショナルフィッシュとされています。

ミルクフィッシュの生産量
フィリピンは、世界2位。ミルクフィッシュは、世界でもっとも多く生産されている養殖魚です。アジアでは、非常に重要な魚種で、海の魚ですが、簡単に養殖できる為16世紀から盛んに養殖が行われています。ミルクフィッシュのサイズは、最大で1mを超えるサイズのものもいます。

養殖場所
水深の浅いフィリピン最大のラグナ湖など。フィリピンのミルクフィッシュの養殖には、長い歴史があります。

料理方法
開きのグリル、スープ、煮る、唐揚げ、酢漬けなど。生冷凍の商品にもなっています。

日本では馴染みはありませんが、台湾、インドネシアなどでもミルクフィッシュが養殖されています。現地に旅行に行った際は食べてみてはいかがでしょうか。

記事/Ami Inoue