technology 雨水貯水地下タンク「ためとっと」大量貯水・浄化

雨水地下貯水タンク「ためとっと」とは

▪︎「ためとっと」は「貯めている」を意味する福岡の方言です。
▪︎SDGsの目標の「安全な水」を提供する福岡発の技術です。
▪︎短時間の簡単な工事で大量の雨水を、飲料水並みの水質で貯水する仕組みです。

「ためとっと」の仕組みとは

九州大学との共同研究で実現した「埋設型」の画期的な雨水を貯める仕組みです

①屋根に降った雨水を雨樋で集水します。
②降り始めの汚れた雨水は樋の途中でカットします。
③地下の「ためとっと」に貯水し、砕石層で水を浄化します。
④地下の「ためとっと」からトイレの洗浄水や植物への散水などに利用できます。

「ためとっと」の用途は

貯めた雨水は水質が安定していますので、多くの水を利用する場所や、水道代の削減を行いたい施設、災害時に生活用水を確保したい地域の避難場所などにも最適です。その上、構造が簡単で、短期間で施工できます。さらに埋設型ですので、上部を庭や駐車場などに利用できます。

「ためとっと」の水質は

雨水をタンク内の砕石層で浄化します。下記の検査結果が示すとおり、飲料水の水質と同等の状態で安心して利用することができます。

「ためとっと」の必要性

「ためとっと」は地球環境に必要です。
「ためとっと」は住宅地をはじめ、学校のグラウンドや公園等に設置をすると、災害時の用水確保が出来ますので、安心な環境を利用する方に提供することができます。

「ためとっと」の減災効果

「ためとっと」は、貯水容量の管理をすることで洪水調整機能を発揮しますので、
住宅地に降った雨水をゆっくり排水し、豪雨時に水路や河川の負担を軽減できます。

「ためとっと」の減災効果

  • 1.2012.11/29 国連ハビタット福岡本部において、「アジアの都市連携による環境技術専門家会議」でプレゼン
  • 2.2014.6/29~7/5「いのちの水事業」でラオスアタプー県プーヴォン地区に「ためとっと」約100t貯水×2基を設置
    設置目的:飲料(給水対象人数600人)
  • 3.2017.3/16~3/21「ベトナム環境技術専門家会議」でハノイとカントー市でプレゼン
  • 4.2017.5/24~6/1 ラオスアタプー県サンサイ地区に「ためとっと」約150t貯水×1基を設置
  • 5.2017.11月「パイロット事業」でベトナムカントー市に「ためとっと」約100t貯水×1基を設置
  • 6.2019.9月「コニュニティの統合強化事業」でケニアトルカナ県に100t×1基設置

雨水地下貯水タンク「ためとっと」は世界での活躍

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